小笠原藤右衛門窯の伝統の技を受け継ぐ匠たち
小笠原藤右衛門窯の熟練された陶工の匠の技が伊万里大川内鍋島焼を支えています
下絵付け
下絵付けとは
色鍋島は、まず最初に下絵付けと呼ばれる作業があります。
下絵付けとは、全体のベースになる絵柄を筆を使い分けて描いていきます。
まず、基本的な絵柄を乾燥が済んだ器に、線描きを行って全体の図柄(伝統的図柄は先祖から受け継いでいます)を描き込みます。
その後で濃符でで濃淡(グラデーション)をつけるために数回描き込んでいきます。
鍋島焼は他地区の磁器と違い、手作業でその工程を経験豊かな匠達が一品一品行っていますので、とても時間がかかり高級品と言われるところです。
上絵付け
上絵付けとは
下絵を描いて釉薬を掛け、一度焼き上げを行った磁器に赤絵や緑などの絵の具を使い、作品の仕上げの絵付けを行います。
絵柄により、上絵付けや焼きの回数が異なります。
最後に仕上げの窯入れで焼き上げて仕上げになります。
窯焚き
仕上げ窯焚き
最終的な仕上げの焼き込みになります。
上絵付けを施したものを再度窯で仕上げの窯入れを行い仕上げ焼を行います。
この焼き込みで製品が出来上がります。